保育士が教える、子供の効果的な叱り方 4つのポイント

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こんにちは、いまちです。

 

今回は、保育士であるわたしが子供たちを叱るときにどんなことを心掛けているかをご紹介したいと思います。

 

子育て中の方で、自分の子供をどうやって叱ったらいいのかわからない、自分の叱り方が正しいか自信がない、叱ってもいうことを聞いてくれない、なんて方も多いんじゃないでしょうか。

 

そんな方のために、普段わたしが子供を叱るときに気を付けていることをまとめてみようと思います。 

 

 

子供の心に響く叱り方

 

具体的に心掛けるべき4つのポイントをご紹介していきます。

 

感情的にならない

 

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保育士の世界ではよく、「怒る」のではなく「叱る」のが正しい、と言われます。

 

「怒る」と「叱る」の違いって何でしょうか?

 

それは、感情的になるかならないか、ということです。

 

感情的に相手に腹を立てることを保育では「怒る」と呼びますが、保育士は子供に対して感情をぶつけて怒ることをしないよう、意識的に心掛けています。

 

それには2つの理由があり、ひとつは感情的に怒ってしまうことで、子供に対して人格を否定するような不適切な言葉をぶつけてしまうおそれがあるから。

 

「こんなこともできないなんて、ダメな子ね!」

「バカじゃないの!?」

 

こんな言葉を大人から頭ごなしにぶつけられたら、子供は深く傷つき、心を閉ざしてしまいます。

 

子供の尊厳を犯すような誹謗・雑言は、いくら親や先生であっても絶対にぶつけてはならないのです。

 

そしてもうひとつの理由は、感情的になることで冷静さを失い、非論理的な叱り方になってしまうから。

 

子供は大人に屈しているように見えて、実はものすごく大人を試している面があります。

 

「この人は僕の納得のいくように叱ってくれる人かな?」ということを、実によく観察して見抜きます。

 

無理解で納得のできない叱り方をする大人の言うことを、子供は絶対に聞きません。

 

子供を叱るときは、感情的にならず、冷静に状況を判断して、子供の気持ちを考えつつ言葉を選んで叱る必要があるのです。

 

 目線を子供に合わせる

 

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子供を叱るときは、その子の目線に自分の目線を合わせます。

 

基本的には座ったりしゃがんだりすると、子供の目線の高さと、自分の目線の高さが同じくらいになります。

 

これにもいろいろな理由がありますが、立ったまま子供を見下ろして叱ると、子供に威圧感を与えることになります。

 

子供を怯えさせるのが目的ではありませんから、あくまで目線を合わせて話をする、というスタイルであることが理想的なのです。

 

また、普段は高さが合うことのない大人が目線を合わせることで、子供自身に「集中して話を聞かなくてはならない状況みたいだ」という心構えが生まれる効果もあると考えられます。

 

 だらだらと長く叱らない

 

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幼児の集中力は10分ほどが限度と言われ、年齢が下がるほど集中力は早く途切れます。

 

真剣モードで話を聞いていた子供も、だらだらと長い時間叱られては集中力がもちません。

 

最初は「いけないことをしちゃった…」と反省していても、お説教タイムが延々と続くと「早く終わらないかな…もう遊びたい…」と、反省の気持ちよりも逃げ出したい気持ちが勝ってしまうのです。

 

必要以上にいつまでも叱り続けるのではなく、短い時間で伝えるべきことだけを伝え、すっきり終わらせるのが理想的な叱り方です。

 

また、子供が気持ちを切り替えられるように、話が終わったら叱ったときのトーンは引きずらずにいつも通り接するようにしましょう。

 

 その子の年齢や発達に合った叱り方を

 

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集中力にも発達の段階によって差があるように、その子に合った効果的な叱り方があります。

 

基本的には年齢に応じて叱り方を変化させてみましょう。

 

歳以下

理解力がまだまだ未熟な時期なので、できるだけ短い言葉で、わかりやすい表現で叱ります。

「お友達を叩いたらイタイイタイなんだよ!」のように、

「何がいけなかったのか」「何故いけなかったのか」だけを端的に伝えましょう。

 

歳~4歳前半

2歳のころと比べると、かなり理解力が増してきている時期です。

同じことを何度も行いよく叱られますが、繰り返し根気よく教えることで学習することができる年齢です。

伝えるのは「何がいけなかったのか」「何故いけなかったのか」「どうすればよかったのか」の3点です。

どうすればよかったのかを繰り返し伝えていくことで、だんだんと理解し、のちの状況判断につながっていきます。

 

歳後半~5歳前半

やってしまったことに対して「しまった」と思ったり、相手に対し罪悪感を感じることができるようになる時期。

なので、「何がいけなかったのか」「何故いけなかったのか」を大人が伝えるのではなく、子供自身に考えさせることで事態への理解を深めることができます。

その上で、「どうすればよかったのか」を丁寧に説明してあげることで、次につなげることができるようになる年齢です。

 

歳後半~6歳

状況を自分で判断し、考えて行動できるようになる時期です。

「何がいけなかったのか」「何故いけなかったのか」「どうすればよかったのか」全部わかった上でやっていることが多いので、子供自身に考えて言葉にさせましょう

子供同士のトラブルも、このころならば自分たちだけで解決することも可能な年齢なので、大人は見守りつつ、どうしてもこじれてしまうときだけ口出しすればOKです。

 

上記の年齢別ポイントは目安です。

その子の年齢に合わせた叱り方をしてみて、伝わっていないと感じたら、マイナス1歳~2歳の叱り方を試してみてください。

 

年齢別の叱り方が合わないから発達が遅れているというわけではなく、その子の性格や気質(すぐ怒る、我慢が苦手など)によっても合う叱り方が違いますので、あくまで参考にしてみてくださいね。

 

 まとめ

 

子供を叱るポイントは、

 

  • 感情的にならず、冷静に言葉を選ぶ
  • 目線を子供に合わせ、集中して聞くモードにさせる
  • 短時間で叱り、あとに引きずらない
  • 年齢や性格に合わせた叱り方をする

 

の4点です。

 

年齢別の叱り方は少し難しいかもしれませんから、その場合は、とにかく冷静に、だらだらと叱り続けないようにだけは意識してみてくださいね。