いまち月のハコニワ

発達障害&卵巣嚢腫と生きるアラサーガールブログ

発達障害者が疲れやすいのは何故?活動ごとに〇〇が必要だから

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こんにちは、いまちです。

 

わたしは発達障害(ASDADHDのグレーゾーン)なのですが、日々の生活の中で一番困ることが、「疲れやすい」という特性。

 

最近、この発達障害者の疲れやすさについて、最近ひとつ考えたことがあります。

 

それは、「発達障害者は、活動ごとにそれをするための準備時間(助走)が必要だから、つかれやすいのでは」ということ。

 

 

発達障害者は活動ごとに助走が必要だから、疲れる

 

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先日、こんなことをTwitterでつぶやきました。

 

 

わたし自身が日々の実感としてふと感じたことなんですが。

 

ちょっとでも「いいね」がもらえているということは、共感してくれる方がいるということかな?

 

さて、これをより具体的に説明するとしましょう。

 

例えば、朝の着替え

 

わたしは朝がとても苦手です。特に、着替えはとてもエネルギーが要ります

 

定型の人(発達障害者ではない人)なら、

 

【起きる→着替える】

 

ということが一連の流れとしてスムーズにできると思います。

 

が、わたしの場合そう簡単にはいきません。

 

まず、完全に目が覚めたら、

 

「よし、これから起き上がって、布団を剥いで、立ち上がりますからね!自分、覚悟してください!」

 

というような気合いを入れます

 

それから、起きて布団から出て、立ち上がります。

 

ここまででだいぶしんどいです。

 

そしてさらに、今度は着替えるために、

 

「さあ、次は着替えですよ!パジャマを脱いで新しい服を着ますからね!気合い入れて!!」

 

という風に、かなりの心の準備をします。

 

それから、やっとのことで服を脱ぎ始めるのです。

 

この着替えを済ますためだけに、わたしは朝の時間を30分ほど使うことが多々あります。

 

夏などは、途中で力尽きて、半裸のままで再び布団に倒れこむこともあります(^_^;)

 

冬は、温度過敏のため寒さに弱いので、そのままフリーズしてしまい、仕事に行けなくなることすらあります

 

このように、わたしにとって朝の着替えはかなりの重労働なわけです。

 

そしてこの時、「着替えるからね!覚悟しろよ!」というような気合いを入れる時間(助走時間)を要するわけですが...

 

わたしのような発達障害者にとって、この助走はなくてはならないことなのでは、と思ったのです。

 

今はわかりやすく、朝の着替えだけにスポットを当ててみましたが、

 

実際は日々の行動一つ一つに、いちいちこうやって助走をつけないとやっていけないのです。

 

つまり、

 

「着替えるよ!次は朝ご飯作るよ!食べるよ!片付けるよ!顔洗うよ!化粧するよ!髪結ぶよ!家出るよ!」

 

というように、本当にいちいち全ての行動に助走が必要なわけです。

 

定型の人にとっての着替えは、「目が覚めたら服を脱いで着ること」だけです。

 

でも、わたしにとっての着替えは、

 

【目が覚めたら、まず起き上がる準備をして、それができたら立ち上がり、服を脱いで着ることの覚悟を決めてから、心が整い次第、服を着脱すること】

 

なのです。

 

それ故に、発達障害者は、

 

普通よりも日々の行動にエネルギーが必要になる

 

ということなのでは、と思うのです。

 

スプーン理論に当てはめて考えてみよう

 

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これを、「スプーン理論」に当てはめて考えてみたいと思います。

 

スプーン理論については、以前書いたこちらの記事で詳細がわかります。

 

 

スプーン理論をざっくり説明すると、

 

その人が一日に使うエネルギー量を、スプーンの本数で表す方法です。

 

この方法を用いれば、外部にも非常にわかりやすくその人の使用エネルギー量を視覚化できます。

 

この理論によると、発達障害者が一日に使用できるエネルギー量は、スプーン12杯分

 

持ち数12杯分に、一日の活動の全てを収めなくてはならないのです。

 

例えば、わたしは体感的に、朝起きて起き上がり、用意しておいた服に着替えることで、スプーンを1杯分消費しています。

 

このように、何にどれだけエネルギーを消費するかをスプーンを使って表すことで、

 

他者に対してわかりやすくエネルギー消費を説明できるのです。

 

ちなみに、発達障害者のエネルギー消費とスプーン理論に関しては、『見えない違い 私はアスペルガー』という本でも取り上げられているので、興味のある方は参考までに。

 

 

さて、先ほどの「発達障害者は活動ごとに助走が必要」という話を、スプーン理論と結びつけて考えてみます。

 

問題になるのは、「スプーン1杯分にどれだけの活動を含められるか」です。

 

例えば、先ほどの朝の着替えの例をまた用いて考えてみたいと思います。

 

定型の人は、朝の着替えだけでスプーン1杯分を使い切ってしまうことはありません。

 

定型の人にとって、朝の着替えが、ただの「起きたら着ている服を脱いで新しい服を着る」だけの行為に過ぎないからです。

 

しかし、発達障害者は活動に助走が必要なので、

 

「起きる」「立ち上がる」「服を脱ぐ」「服を着る」という活動全てに助走が付きます。

 

助走にもエネルギーが必要なので、助走の分のエネルギー量が、そこにプラスされることになるのです。

 

なので、定型の人ならばスプーン半分にも満たない、「朝の着替え」というなんてことのない活動に、

 

発達障害者はスプーン1杯分のエネルギーを簡単に消費してしまうんです。

 

これはわたし自身の解釈なので、科学的な根拠のない考えです。

 

が、「疲れやすい」という自分の実感から導き出した一つの結論なので、あながち間違いではないと思っています。

 

つまり、発達障害者が定型の人よりも簡単にスプーンを消費しちゃうのは、活動一つ一つに助走が必要だから!

 

苦手なことほど、多くの助走が必要

 

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さらに考えられるのは、苦手なことや、億劫だと感じることほど、多くの助走が必要になるということ。

 

一つ一つの活動に助走が必要であっても、必要な助走の長さはその活動によって変わってきます。

 

例えば、わたしは朝の着替えには30分ほど助走時間がかかりますが、

 

朝ごはんを食べたり、歯を磨いたりすることは割とすんなりできます。

 

なので、朝の着替えにはスプーン1杯分を要し、朝ごはんや歯磨きにはそこまでのエネルギーを消費しません。

 

つまり、なかなか始められない、手をつけられない(=助走に時間がかかる)ことほど、エネルギーを消費しやすい、ということです。

 

わたしが仕事以外で助走を多く必要としちゃう活動は、朝の着替え、食事の後片付け、入浴、洗濯などです。 

じゃあ、それらの活動さえなければ、一日に必要なエネルギーはもっと少なくて済むってわけか...

 

助走の長さを把握して、エネルギーバランスをコントロールしてみる

 

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一日の活動のうち、自分がなかなか手をつけられないもの=多くの助走が必要なものは何か?と考えていくと、

 

何にエネルギーを消費しやすいのかがわかっていきます。

 

自分が何にエネルギーを使っているのか、何に疲れを感じやすいのかを把握できると、

 

日々の生活を自分でコントロールできるようになります。

 

発達障害者は一日に使用できるエネルギーが限られているので、状況に応じてエネルギーバランスを考えて行動しなければなりません。

 

なので、いつもよりもタスク(やらなくてはならないこと)が一つ増えるだけで、一日の途中でエネルギー切れを起こしてしまう可能性も生じ、死活問題です。

 

そんな時、自分が何に多くの助走が必要かを把握していれば、その活動を簡略化することで省エネができますよね。

 

例えば、わたしは平日の出勤前に病院に行かなければ!と思っている日は、前日の晩に次の日着て行く服を着て寝ます。(寝づらいですが)

 

「病院に行く」という活動は、いつもはないイレギュラーなタスクなので、エネルギーを消費しやすいからです。

 

朝の着替えに使うエネルギーを省エネすることで、病院に行くためのエネルギーを捻出しているのです。

 

こういうライフハック、実行してる人は実は多そうだよね!

みんな無意識に、自分のエネルギーバランスをコントロールしているのかもな。

 

まとめ:倒れる前にエネルギーコントロール

 

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今回は、発達障害者の疲れやすさは、活動に対する助走が原因なのでは、という考え方について書いてみました。

 

自分が何に助走を多く必要としているかを把握できると、日々の生活が少しラクになるかもしれないですね。

 

エネルギーが足りなくて一日の途中で疲れきってしまう、なんていう人は、自分のエネルギー消費を知って、上手くコントロールすることで、疲れやすさに対応していけると良いと思います。