『メアリと魔法の花』感想 いまさら観たけど子供も喜ぶ正統派魔法アドベンチャーだった

こんにちは!ジブリ大好きいまちです。

 

昨晩金曜ロードショーで放送していた『メアリと魔女の花』、録画しておいたので早速観てみました。

 

映画館へ足を運んで観ることはなかったので、わたしにとっては初『メアリ』。

 

『借り暮らしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』を手掛けた米林宏昌監督が、ジブリ退社後立ち上げたスタジオポノックで制作した作品とだけあって、期待大。

 

映画公開時、なんか巷では「ジブリのパクリ」といわれていたりしたけれど、実際どうなのよ???と思っていたこともあり、なんとなくジブリ作品と比較しながら見始めましたが…

 

あたたかな絵はジブリ!でも、中身はそういうわけでもない

 

メアリ

 

 

ジブリといえばあのみずみずしくもあたたかな絵。

 

現代的なアニメーションよりも少し童話的な絵という感じがするところが、「ジブリっぽさ」として国民に愛されているのだと思います。

 

『メアリ』はそんなジブリ独特のあのあたたかな感じをちゃんと再現していて、まさにジブリの正統派後継という印象。

 

ジブリ映画におなじみの美味しそうな食べ物も健在です!

 

メアリのキイチゴのジャム

 

メアリがピーターに渡すキイチゴのジャム。おいしそうすぎる。

 

メアリ宅の夕食

 

メアリ宅の夕食。芽キャベツ

 

ただ、観進めていくうちに思ったのですが、ストーリーとかキャラクターとかはジブリとは全然違うなと。

 

ジブリのキャラクター(特に宮崎作品)って、リアリティよりもどこか物語的というか、なんか現実にこんな女の子、男の子って、いたらいいけど実際いないよな!って思わせるキャラクターが多い。

 

でも、米林監督の作品のキャラクターって、『アリエッティ』のときからちょっと感じてはいたけど、あんまり宮崎作品のような「ジブリっぽさ」はない。

 

なんというか、ポップで、現代的で…どちらかと言うとそう、ディズニーに近い。

 

あと、展開の早さとか、ジブリにはあまりない勧善懲悪的な要素も、ディズニー感を増してる。

 

だから、ジブリジブリ!と思って観ていた時にはちょっと違和感があったのですが、途中からジブリとはまったく別物の、現代のエンターテインメントだと思って観出してからは、純粋に楽しむことができました。

 

「観た後に何も残らない映画」とも言われているのを聞いたことがありますが、それは小説を読んだあとのような特別な余韻を求めてしまうから。

 

『メアリ』はもともとがイギリスの児童文学で、子供が楽しめるようにと書かれているものだから、純真な心でがーっと集中して観て、「あ~面白かった!!」とさっぱり終われるエンタメ映画として観たら、かなり楽しむことができました!

 

ジブリは大人が観て面白く、子供のころに観た人も大人になってから観るとまた違った感想が湧くというような、ちょっと考えさせられる作品が多いですが、

 

『メアリ』は子供と一緒に観て、親子で難しいこと考えずに手に汗握りながら純粋に楽しんで「面白かったね!また観たいね!」と言うみたいなのが正解なのかなと。

 

保育士的感覚としては、4歳~くらいになれば十分楽しめると思う。

 

各所に散見、ジブリのオマージュ?

 

空飛ぶメアリ

 

あと、これも観ていてすごく思ったのですが、これまでのジブリ作品を思わせるようなシーンがこれでもか!と詰め込まれているんです。

 

ジブリのパクリと言われているのは、これが所以か…

 

 

箒にまたがるメアリ

 

↑ 「魔女の宅急便」を思わせる。黒猫のティブはジジに酷似。

 

 

巨大雲

 

大樹

 

↑ 『天空の城ラピュタ』を思わせる巨大雲や大樹のアングル。

 

魔女の家

 

↑ 「千と千尋の神隠し」の銭婆の家と雰囲気がよく似た家。灯りが魔法で飛びながらともっていく。

 

食堂

 

↑ 千尋の両親が食事をしたお店のシーンが想像できる。やっぱりおいしそうだな…

 

黒い水

 

↑ 『崖の上のポニョ』でフジモトが使っていたのと似た、黒い水の魔法をメアリに放つ様子。これはもうまんまポニョ。

 

魚の魔法

 

↑ 水のような魚のような生き物。これもポニョっぽい。

 

ほかにも、『もののけ姫???』『ハウル???』『ナウシカ???』と思う個所も。

 

ここまでされると、パクリというよりは意図的なオマージュなんだろうなと思う感じ。

 

なんかおそらく、すべての宮崎作品のオマージュが入っていたんじゃないかしら…と思うくらいでした。

 

なので、物語を楽しみつつ、「あ、これはあの作品っぽいね!」みたいなのを親子で言い合ったりして観ると、より楽しめるんじゃないかなと思いました。